Top > 外国語教育 > 中国の誰が文句を言っているのか

日本ではすぐ「中国の姿勢は厳しい」とか、「中国は満足していない」などというが、こちらが「日本は」という調子で、「中国は」といっても、先方にはうまく適合しない。中国は寄せ集め国家であって、、日本よりももっとバラバラのお国柄である。また、個性あふれる国だから、

中国中を探せば、日本に対する極端に悪意に満ちた意見も、また好意的な意見も、何でも出てくる。いわば、“デパート”みたいな国である。

だから「中国」と一言で片付けずに、もう少し区別して議論を進めたいものである。とりあえず、次の7つの区分は必要である。①中国政府、②中国議会、③中国言論界、④中国学会、⑤実業界、⑥消費者、最後に全部ひっくるめて、⑦国民的ムード、雰囲気。


…なんか、変に感じました?(笑)。実は、上の文章、中国に対して書かれていたものではないんです。1980年代に、アメリカに対して書かれた文章です。文中の「アメリカ」を全部「中国」に変換してみました。すると、おもしろいくらい、今の、日本と中国の関係にあてはまっています。こちらの本を参考にしました。

さらば貧乏経済学』 日下公人 PHP研究所


中国に生活する者として、いつも、日本における中国の報道のされ方、受け取られ方には、気になっていたんですね。自分では、大雑把に、「政府と一般人の考え方は、かなり違うな」とは思っていました。7つに分けてあっても、ほんと、納得できます。今の中国では、所得の差も大きいので、所得で分けてもいいかもしれません。とりあえず、外国を見るときの見方としては、「本当に国民全員の意見なのか?」に気をつけることは、非常に重要ですよね。

本文は、こう続きます。(ここも、中国風にアレンジしてみます)

さらに言えば、日本の新聞に載る「中国」は、ほとんどが北京からの情報である。ところが、人口13億人の中国人のほとんどは北京以外に住んでいて、「北京は年中そういうことで騒いでいる町だ。あそこは中国じゃない」という。

…結構あてはまっていて、笑えます。

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